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~足場丸太~

~足場丸太~

 おはようございます☆Woodyan【ウッドヤン】です。

 今日はどんより曇り空ですが、この雲を吹き飛ばすぐらいの勢いで頑張っていきましょう♪

 さて、今回は足場丸太(あしばまるた)についてお話させて頂きます。

 皆さんは足場丸太ってご存知ですか?


 現在は足場の組立てでは金属製の足場が主流ですが、一昔前は木製の足場が一般的でした。主に木製足場が使われるのは、低層建物向けが中心ですが新築・解体現場ともに活躍していました。

 何と言っても、使いやすさが一番の売りである商品です。

 隣接する建物との空間がない狭小地でも、足場丸太を縦横に組み合わせて、足場を確保する事ができるのです。
また、足場丸太を番線でクルクルっと縛りつけて固定するだけなのでスピーディーに施工できちゃうすぐれものです。

 ただ、細長いまっすぐな丸太の数量を集める事が近年難しくなってしまい、現場の数の多さに対応できず、その役目を果たす場面が少なくなってしまいました。



 なぜか?

 もともと、日本には植林という文化があり、伐採し終えた山にはまた木の苗を植えて山の緑を保持してきました。
そして、木が成長するにつれ枝葉が生い茂り、山の中に太陽の光が届かないようになります。
 そうなると、山の環境が悪くなり成長が滞ってきますので間伐をします。

 間伐とは、木と木の間を一定の距離を開け、地面の下草にまで太陽の光が届くようにする為、木を間引く事です。
そうする事で、残った木はドンドン太陽の光を浴びて成長していくのです。桃やメロンなどの果物でも、栄養の行き届いた大きなものを作ろうとして間引きをしますよね。

 この際に間伐された木はまだ成長過程の子供のようなもので、細長くヒョロリっとしています。

 
また、密集して生えていたので、太陽の光を空(上)からしか浴びる事ができないので、まっすぐ空へ向かって伸びているのです。

 これが足場丸太としての使用用途上、絶好の商品となり、山から引っ張り出して皮を手作業で剥き、足場丸太として出荷するのです。

 間伐材の有効活用としていいじゃないかと思う人も多いと思います。

 ただここで問題になってくるのは、本来は間伐せずに残しておいた木が枝打ちや下草刈り等の手入れをしながら時間をかけて成長し、立派な木になり伐採され高値をつけて出荷される予定であったのが、、近年それが著しく減少しているという事です。

 間伐した木が足場丸太として一定の需要があり取引されても、林業従事者からすればあくまでそれは小遣い程度の事です。やはりメインとなる木が高値で取引きされない限り、足場丸太の集材だけでは大きな重機を山に持ち込み、架線を引き、ヘリコプターを使い…なんていう伐採にかかる経費は出てきません。

 ではなぜメインとなる手入れされた高値の取引きをされる木が売れなくなったのか。

 それは、住宅の洋風化に大きな原因があります。

 もともと、手入れされた高級な木材の伐採は国有林などではなく、民有林で行われてきた林業の中での事です。

 民有林では少しでも稼ぎを多くしようと皆頑張って働き、主に和室で使われるような節のない柱や梁桁、また造作材を作る為、良質な木材づくりに励んできたのです。

 ところが、住宅が洋風化するにつれ、室内は白いクロスで包まれ、化粧として使われる柱はなく、すべて壁の中の下地材としてしか使われなくなってしまったのです。

 よって年々高級木材の使用量は減少を続け、見た目の美しさよりも寸法の狂いにくい集成材等の台頭もあり、ますます需要は減ってしまったのです。

 すると、悪循環が始まり、林業従事者も高級木材が高値で取引されず安値で採算割れするのであれば、伐採する事を止めておこうという考えになり、山へ積極的に伐採しにいかないので、小遣いとなる足場丸太の収入もなくなっていく。すると、元出となる軍資金もなくなるので、余計に山へ伐採しに行かなくなってしまう…。

 さらに悪いことに、間伐をせず、本来メインの木も伐採しないので、森の手入れは行き届かず、枝葉は生い茂り放題になり、山の環境としては非常に悪くなってきているのが現状です。

 これらの要因から、足場丸太の数量が市場で大量にまとまる事が稀になってしまい、建設現場で使用する側も、供給が不安定な資材なら使わないでおこうという考えになり、足場の市場からほとんど姿を消してしまうのでした。

 しかし、現在も解体工事を中心に、社寺仏閣等の建物の改修工事等では、やはり足場丸太が使用されています。

 これが、足場丸太の今日までの流れです。

 今後、おそらく供給量は限りなく0ゼロに近くなっていくと思います。

 現在、すべてにおいて言える事ではないですが、林業従事者は採算が合わないと感じています。
その子息も家業として代々続けてきた林業を継がず、街へ移住し、会社へ就職するケースが増えています。

 びっくりするような話ですが、林業従事者の間では3~40歳代では、赤ちゃんぐらいのもので、5~60歳代で兄ちゃんぐらいの扱いです。だって、、まだまだ7~80歳代で現役バリバリで木に登ったりしてるんですから。

 それだけ後継者不足という問題が非常に深刻になっています。

 

 ですが、まだまだ街中でも見かける足場丸太です。

 皆さんも解体の現場を見かければ、足場丸太が使われているかもしれないので、探してみて下さいね。


 

ちなみにWoodyan【ウッドヤン】では、この写真のようなお役御免になり古材になった足場丸太を在庫しております♪

ぜひDIYする際にお部屋のアクセントとして、また店舗什器などのディスプレイ用としてご活用下さい☆

自然木そのままの無骨な感じがたまらなく好きになって頂けると思います。


 


 

 

 

 
 
2016/04/13

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