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古材はなぜ高いのか?
こんにちは
Woodyan【ウッドヤン】です
”古材はなぜ高いのか?”
ド直球のタイトルにしてみました(笑)
よく、お客様に言われるんです
「古い木だから安いんでしょ?」って…
はい、古くなり価値が下がってしまえば
もちろんのこと新品よりも安くなります
しかし足場板に関しては新材足場板[2000x200x35mm]1枚900円(税別)※4月1日現在に対して
最もベーシックなSTANDARDグレードの古材足場板[1900x200x35mm]が
1枚2,200円(税別)になります
新材より倍以上お高くなります
それは…なぜか?
を、本日は皆様に知っていただきたいと思います
↑こちら、役目を終えて建築現場から帰ってきた足場板です
通常なら廃棄処分されてしまいます=無価値な上に処分代がかかる状態
ただ、強度などの問題から建築現場では使えないだけで
DIYなど違う用途ではまだまだ活躍するチャンスがある素材なんです
しかしこのまま使用するのはオススメできません
なぜなら長年、建設現場で使用された足場板には想像を超える汚れやドロが蓄積し
コンクリートや水分なども至る所に付着してしまっているからです
Woodyanではまず、この汚れに汚れた足場板を
高圧洗浄機を使用して1枚1枚きれいに洗っていきます
高圧洗浄だけでは取れない頑固な汚れも、もちろんあります
その場合は水に浸けて汚れを浮かせてからスクレーパーでそぎ落としたり
固まったコンクリートなどは金槌で叩き割って除去していきます
慣れた職人でも1時間に10枚程度しか洗うことができない大変手間がかかる作業です
そして次は洗いあがった足場板を整備していきます
建築現場から帰ってきた足場板には無数のタッカー針や釘などが刺さっています
目視と実際に手で触れて確認し、1つずつ地道に除去していきます
※まれに釘・ビスの頭が取れて木材の中に埋まってしまっているものがありますが
こちらは除去する方法がございませんので施工の際は十分に注意してください
次の工程はカット・選別です
このように木口の割れ防止に打ち込まれた波釘の部分や
割れたり腐ったりしている部分はカットして取り除く必要があります
不要な部分を避けながらも無駄が出ないように
1900mm/950mm/500mm の3サイズに切り分けていきます
カットした足場板は表面の状態によって等級(KIREI/STANDARD/SPECIAL)分けします
選別を終えた足場板は1段ずつ桟を入れながら積み上げられていきます
この状態で1ケ月以上、乾燥養生させてやっと古材足場板と呼べる商品になります
おわかりいただけましたでしょうか?
Woodyanの古材足場板とはただの古い足場板ではないんです
手間暇かけて生まれ変わらせているので新材よりも高価なんですよ
お客様の使いやすさと安全を第一に考慮していますので
ひとつひとつの工程で手間を惜しまない妥協なきものづくりを行っております
Woodyanの想いが詰まった古材足場板を
オンリーワンのものづくりに是非、お使い下さい
古材足場板のご購入はコチラからどうぞ ➡ ➡
Woodyan 中村
*ナチュログ→Woodyan Staff Blog
*Ameba→Woodyan Blog
2020/04/02 |